tDiary-4.1.2 リリース
tDiary 4.1.2 をリリースします。このリリースではクラウド対応を強化しました。PaaSサービスとして著名なHeroku上で、tDiaryを簡単にインストール、運用ができるようになっています。
また、最新のRuby2.2系をサポートするようになりました。同時に、メンテナンスが終了したRuby1.9.3はサポート対象外となります。
tDiary-4.1.1 からの変更点
本体(tdiary-core)の変更点
機能追加
- Herokuボタンで簡単にtDiaryをインストールできます。既存環境からのデータ移行や、tDiaryのアップデートにも対応しています。詳しくはtDiary.orgのアナウンスをご覧ください。
機能変更
- Twitter認証に加えて、Facebook、Google、GitHubの認証が使えるようになりました。使い方は付属ドキュメントのHow to authenticate in rackをご覧ください。
- Twitter認証にて、カンマ区切りで複数のユーザを指定できるようになりました。
- 外部認証 (OmniAuth) やMemchacheセッション管理 (Dalli) は、Gemfile.localに記述するだけで自動的に有効になります。従来のようにconfig.ruファイルを編集する必要はなくなりました。
- 標準のRackサーバをThinからWEBrickへと変更しました。Thin, Unicorn, PumaなどのWEBrick以外のRackサーバで運用したい場合は、Gemfile.localに記述してください。
バグ修正
- amazon.rbプラグインにて、プロキシサーバーに接続できなかった場合にリトライするようにしました。
開発者向け変更点
- メール送信に使うライブラリをNet::SMTPからMail gemへ変更しました。
- 日記データを扱うための内部インタフェースとしてDiaryContainerを追加しました。CGIクラスを使わずに、プラグインから日記データを読めるようになります。
- 新しいプラグインインタフェースであるadd_startup_procを追加しました。add_startup_procはRackサーバ起動時に呼び出されます。
contrib(tdiary-contrib)の変更点
機能追加
- RubyKaigiプラグインにRubyKaigi 2014バッジを追加
機能変更
- WebブラウザからPicasaプラグインの設定を変更できるよう修正
バグ修正
- Googleマッププラグインにて、地図が表示されないことがある不具合を修正
- nicovideoにて、動画情報の読み込み方法を強化しました(エンコーディング情報を追加)
- instagramプラグインにて画像サイズの誤りを修正